汗かき薬剤師saitorioブログ

汗かき薬剤師による健康相談ブログです。

【解説】水虫の薬ってどうやって効くん?

【解説】水虫の薬ってどうやって効くん?

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表紙

ぷよーー( ^ω^ )

汗かき薬剤師saitorioと申します。

 

今回は、前回に引き続き水虫について解説してみました。

 

水虫の薬ってどうやって効くとか誰も興味なさそうな感じですが、

興味や知見を知ることで何となく薬塗って治療するよりは

効果的だと考えてるので見て行ってください( ^ω^ )

 

前回記事まだの方はこちらから↓↓

 

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 1、要点

 

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要点
先ずは、要点から

・白癬菌(カビ)による感染症

・抗真菌薬

・細胞膜、壁を作らなくして 増殖を防ぐです。

 

詳しく見ていきましょう^^

2、水虫とは?

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水虫とは?
水虫とは、前回のおさらいですね。

定義は、白癬菌が角層(皮膚)にすみつき感染することです。

 

また白癬菌は、カビで真菌の一種でカビやキノコ、酵母と同じ仲間なので

水虫の薬は、抗真菌薬と呼ばれます。

 

3、真菌の構造
 

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ヒトと真菌の細胞構造
真菌とヒトでは構成する細胞膜の主成分が異なります。

ヒトの細胞膜の主成分がコレステロールなのに対して、真菌ではエルゴステロールです。

また、ヒトの細胞には細胞壁がないのに対し、真菌は細胞壁をもってます。

なので、薬の作用点はここの違いを良く攻めることがあります。

それは、副作用を懸念してるからです。

仮に、ヒトと真菌の細胞膜の構成が同じならば、薬の影響でヒトの細胞も一緒に破壊するからですね。


4、抗真菌薬の作用機序

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作用機序
抗真菌薬の種類はたくさんありますが、ざっくり言うと、

真菌の細胞膜の合成を抑制するや細胞膜、細胞壁自体を破壊するなどです。

 

市販されてる水虫の薬の多くは、細胞膜を合成させずに増殖を防ぐものです。

 

5、エルゴステロール合成経路

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エルゴステロールの合成経路
真菌の細胞膜の主成分である、エルゴステロールはアセチルCoAから合成されます。

途中の合成段階を止めることで、エルゴステロールの合成を防ぐことで、

真菌の増殖を防ぐのが抗真菌薬っていう薬の大部分です。

6、まとめ

 

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まとめ

 最後にまとめです。水虫というのは

・白癬菌(カビ)による感染症のことで

・治療には抗真菌薬が使用される。

・抗真菌薬の大まかな効果は、細胞膜、壁を作らなくして 増殖を防ぐ

 

でした。

いかがだったでしょうか?

少しでも興味を持ってもらえると幸いです。

 

次回は、水虫の薬の効果的な使いかたです。

 

おたのしみに^^

 

今回の解説はYouTubeでも見れますので併せてそちらもどうぞ☺


【解説】水虫の薬~どうやって効くん?~第2回